異変

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僕を乗せた車は一回転二回転回った!!! 僕たちはシートベルトをしてなくガラスを突き破り前へ放り投げられた僕は幸いにもかすり傷一つもない たが運転手のおじさんは……すでに息をひきとっていた 多分即死だっただろう。と思ったと同時に悲鳴が聞こえた!!目の前で大勢の人間が人間を襲っている!右手には包丁を握りしめている 「ジロッ!!」ヤバい!!目が合った!こっちに向かってくる!!!逃げようとしたが怖さで体が動かない! 「グイッ!」何かに引っ張られたと同時にいきよいよく僕は走り出したこんなに全力で走るのは小学校以来だ、「ここまで来れば大丈夫よ」 キミは!!! 同じクラスの鈴木リカコだ!しかし彼女は一週間前から行方不明のはずだ、「リカコ、君どこ行ってたの?親も友達も皆心配してたよ!!」 「えっ!? 何言ってんの?」 「キミ行方不明になって皆探してたんだぜ!」 「行方不明? 私が?何言ってんのよ あなたと今日学校で会ったじゃない!!多分パニックになって頭がこんがらがってんのよ!!」 「てか一体何が起こっているんだ!!」 「…丁度一週間前から町の人の様子がおかしくって… 皆 表情が暗くて一言も話さないのよ、私のお父さんもお母さんも一番上のお兄ちゃんも!!!」 彼女は泣き崩れた。彼女の兄は今年20歳になったばかり二番目の兄は一つ下の19歳、僕の彼女も20歳だ すごく心配だ。「んっ!!」まてよ、 「じゃぁ二番目の兄はなんともないのか!?」 「うん!」 今の段階では何とも言えないが もしかした20歳以上の人達にこの異変が起こっているのか?? しかしあの運転手さんは大分 年をとっていた!! 今はなんとも言えない。 「ぐすっ!! 私はもう大丈夫、イチみたいに襲われている人は きっと沢山いるわ!!私ちょっと回りを見てくるね!!イチあなたはここで待っていて!!」 彼女は走り去って行った!! 僕は何がなんなのか全く分からなく頭の中は真っ白だ。 「ガサッ!」 「ヤバい!! あれっ?リカコ!? びっくりさすなよ~!!マジ心臓止まりそうだったぜ!!!てか早くない?もう帰ってきたの!?」 「あなたイチよね?」 「何??どっからどう見ても俺やお?冗談はもうえいきよ!!でどうしたがぁ?」 「あっち側から来たイチなのよね??」 全然気がつかなかったがリカコの右手には包丁が握りしめてあった。 「ドスッッ!!」
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