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♪~
学校のチャイムが校内に鳴り響く。
「起立。礼。」
朝のHRがそれぞれの教室で始まっていた。
「えーっと、今日は。みんなに報告があるぞー。」
クラス内が少しざわついた。
「えー、今日からこのクラスに転校生が来ることになりましたー。」
少しだったクラスのざわつきは担任の一言によって大きく変わった。
「じゃぁ、入ってくれ。」
そう担任が言って。
ガラガラガラ...
「こっちにきて、挨拶してくれ。」
「はい。」
俺はその転校生に見覚えがあった。それは、今日の朝に会った少女だったのだ。
「みなさん、ごきげんよう。今日からこのクラスの一員のなりました。『神藤加美奈』と申します。以後お見知りおきを。」
とても落ち着いた表情で神藤加美奈と言う名の少女は言った。
「じゃぁー、神藤さんの席は…。尋のところのとなりだな。」
そう担任が指示した。
「はい。」
そういって、軽く笑みを浮かべ俺の席のとなりへ座った。
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