腐乙女妄想日常

通学

ガタンゴトン

ガタンゴトン

繰り返される音と日常。

市内にある大学に通う私は通学方法として電車を利用している。

本来ならばバスの方が安いのだが、最寄のバス停から大学までのバスが無かったのだ。

いつものように電車に乗り込み、三人掛けシートの端に腰掛ける。

バックから読み掛けの英文小説を取り出す。

分からない単語にはシャーペンで下線を引く。

ピリリリリリ

『閉まるドアにご注意下さい。』

アナウンスの後にドアが閉まる。