出会い

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俺は初めて男があんなに泣くのを見た。 Hが泣いている間は俺はずっと黙って夜の空を見ていた。 月は雲に隠れ これから長い夜が来ると言わんばかりに闇は深く続いていた。 H「・・・・でもさ、俺マジで幸せだったなぁ・・・・あの店で働けて、みんなとアカネさん出会えてさ・・・・」 夜空に見とれていた俺は涙と鼻水でグシャグシャになってたHを見て吹いてしまった。 俺「プッ」 H「なんだよ!!笑うな!!」 俺「だって顔がグシャグシャなんだもん!!(笑)」 俺「たっぷり泣いたか??」 Hはグシャグシャの顔を手で拭って H「おう!!スッキリした!!これで何だか一歩前進したような気がする!!」 俺「前進したんだよ!! ・・・・で? どうすんだ?これから」 H「いや、俺はくどいマネはしないよ。 泣いてホントにスッキリして吹っ切れたし。 これで新しい恋にも専念出来るってワケだ!! もう心配は無用だよ!!」 俺はHは本当に吹っ切れたと思った。 俺「良かった良かった☀ 大学受験頑張れよ!!!」 H「ありがとう!!!お前も高校の内に恋しろよ!! 何かよくわかんないけど成長出来るからよ!!」
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