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あっと言う間に一年が過ぎ、高校2年に進級することが出来た。
クラス替えもないので特に新鮮な気持ちにもなれなかった。
変わった事って言ったら、原付バイクの免許を取ったことかな。
恋愛の方はまだまだで恋愛の恋という字も出てきていなかった。
特に焦りもなかったが、でも恋愛はしたいと思っていた。
その頃は「携帯小説」というのが高校生の間で流行っていて、俺も便乗して少し読んでいた。
そのせいもあるのか、恋愛について本気で考えていた。
バイトの方は、鳥山先輩とアカネさんなどが高校を卒業し、専門学校やら短大やらに進学していた。
それに加え、アカネさんと鳥山先輩と同じ歳で、同じ中学だった水本先輩がバイトに入ってきた。
この人は面白い人で、すぐに店のみんなと馴染めていた。
俺達高校生ともすぐに打ち解け、話題は絶えなく続き、新たな絆が生まれてきた。
新しい季節だな
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