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あと一週間で夏休みに入ろうとしていた。
去年の夏休みは遊び呆けていたが楽しい思い出が作れた。
今年はどうだろうな・・・・・。
楽しみだ。
ちなみに心配していたテストの結果も良好で、幸いにバイトを続けられる事になった。
しかも期末テストも良好良好。
俺はやれば出来るんだなぁ~って思っちゃったりして。
あと一週間という事で生徒もワクワク、先生までもがワクワクしていた。
しかし・・・・・
ある俺のクラスの仲間がハメを外して夏休み前に大怪我をしてしまった。
原因は学校で禁止している自動二輪の免許取得の上、バイクで走行中に転倒してしまい両足と右手を骨折してしまった。
コイツのせいでせっかくハッピーだった気分も台無しになった。
しかし当の本人はケロッとしていた。
クラスの仲間と病院へお見舞いに行った時も、どんなに重大な怪我かと心配になっていた。
病室に入ると、そこには左手をこちらに挙げ、笑顔で両足と右手にギプスをしているアホがいた。
よくぞ来てくれたと言わんばかりの表情をしていた。
こいつの名前はシンヤと言った。
俺たちはシンヤの怪我なんて何でもないような顔を見て安心した。
と感じた後に、シンヤに一人一人が声をかけた
「心配させやがってバカやろー!!!」
「死んだら一生許さねぇからな!!」
「もっと怪我人らしくしろよ~」
それでもシンヤは笑顔で言った。
シンヤ「わりぃな💦心配させて💦でも来てくれてありがとなー
で、何か持ってきた???」
俺「ったく・・」
俺は見舞いに持ってきたケーキを出した。
シンヤ「おー!!さすがお前ら!!!!」
「死ななかったから良かったものの・・・打ち所が良かったんだな~」
シンヤ「おい!!お前等も喰おうぜ!!!」
俺たちも食べることにした。
食べてる間は事故当時の話を無理やり聞かされた。
自分自身で救急車呼んだだの、両足折れてるハズなのに歩けただの・・・・・
色々聞かされた。
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