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4人目の彼女
仮名 魔ブウ
この子との出会いは俺の人生を大きく変えることになる。
魔ブウとは、しおちゃんと分かれる前に知り合った。というか、紹介を受けた。だが…まだ顔を見たことがない。
(魔ブウと会う前日の夜)
紹介してくれた人『しおちゃんとまだ付き合ってるらしいじゃん?』
俺『うん。ダメなの?』
紹介してくれた人『しおちゃんと別れるならって条件で紹介したんだよ?約束やぶるなら、明日の約束もなしになるから。』
俺『わかった。すぐ別れるから。』
紹介してくれた人『絶対だからね。』
俺『わかった……』
そんな理由でしおちゃんとは終わった。しおちゃんとの別れのやり取りは、後ほどでてきます。
(次の日の夜)
魔ブウとの待ち合わせの場所は、とあるボーリング場の駐車場だった。
ボーリング場に行く前にコンビニで魔ブウにメールした。
俺からのメール『もう着いた?今日学校帰りだから制服できた?』
メールの返事『着いてるよ。制服で駐輪場にいます。』
俺からのメール『わかった。すぐ行くから待ってて。』
そしてボーリング場に向かった。
言い忘れたが俺は当時原付の免許がなかったので、友達に2ケツで送ってもらっていた。
ボーリング場の駐輪場の前に行くと妖怪がいた。
怖くて俺と友達は2ケツで通り過ぎた。
駐車場を一週してまた駐輪場の前に行った……やっぱりデンジャラスなものしかない。
危険危険きけーーーん
友達『他にいないしアレじゃない?』
俺の心の中『すでに奴もあの人ではなく、アレ呼ばわりになっていた………無理もない』
俺『ちょっと聞いてみよっか?』
友達『頑張って!』
俺の心の中『………励ますな』
俺『あの……?』
謎の妖怪『はい?』
俺の心の中『日本語つうじた!!』
俺『もしかして魔ブウさんですか?』
謎の妖怪『はい。そうですけど…』
俺『……………』
俺の心の中『…帰りたい』
でもその時思った。僕、頑張るよ。
なぜこの妖怪が彼女になったのかも後々書くことにします。
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