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「俺が誰だかわからないのか？早乙女夏蓮」
何でアタシのフルネームを…！？
男が机の引き出しから何かを取り出し アタシに近付いた
男の人差し指がアタシの顎をクイッと上げた
アタシの瞳に映るは男の不気味な笑み
男はメガネを掛けた
「これでわかるか？乙女」
メガネを掛けた後 分けていた前髪を直し 髪をボサボサにした
メガネ
長い前髪
ボサボサ
も し か し て ？
「篠宮刹那！？」
人差し指をメガネに当てながら言った
ビキィッ
な 何…この音は…
刹那(？)はアタシの手を思い切りぶっ叩いた
「ぁいったぁぁぁあああ！！何すんのよ！地味王道まっしぐら刹那ぁ！！」
アタシが瞳を痛みで少し潤めながら刹那を見ると
ゾゾゾゾゾ…
鳥肌がたちまくった
だって刹那が持ってるのは…
カエル ゲコッ♪
「ぴぎぇぃぃいあああ！！(ゲコッ♪じゃないよっ)」
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