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「確か乙女は蛙も嫌いだったよなぁ~うりうり~」
歩み寄って来るドS刹那
小さな瞳でみつめてくる蛙
「ごめんなさひ」
壁を背に座り込み 魂を抜かしてようやく言えた言葉
ドS刹那はため息をつき 蛙を外に放り投げた
「もう帰ってこい 乙女」
薬品のたくさん詰まっている棚付近にあるテーブルと椅子
その椅子にドS刹那は座り 偉そうに頬杖をついた
「単刀直入に言う お前は死んだ…はずだった」
「はずぅ……?」
未だ魂の抜けているアタシに消しゴムを投げた
ビシィッ
「ぁいたぁ!!」
普通はポコとかそんな効果音のはずなのに なぜビシィッ!?
「今の乙女は言うならばロボット 人間に近いロボットだ」
ロボット?
確かロボットって『ワタシハロボットデス』みたいなこと言ったり目からビームが出たり…
はた…
少し考えた後 両手をピースにしておでこに当てた
「乙女ビーーーム!!」
「出ないぞ」
少しの沈黙
アタシはテーブルをバンッと叩いた
「そーゆーことは早めに言えよぉぉぉ!!」
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