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『枯れない桜』がその花を散らしてから
わたしは、付属の３年へと進級した。
音姫【由夢ちゃん、朝だよ。最上級生になったんだから、少しはきちんとした生活をしなくちゃダメだよ】
由夢【や、大丈夫だってば、あと５分くらい…】
音姫【ダメだよ。最上級生は、下級生のお手本にならなきゃいけないんだから。のほほんとできた２年生の頃とは違うんだからね】
由夢【はぁ～い……】
生返事をしながら、わたしはのっそりと起き上がる。
そっか、今日から３年生なんだっけ。
あんまり実感わかないけど。
時間が過ぎるのは、あっというまなんだね。
楽しかった思いでも・・・
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