sorrowful-現実-

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わたしは、兄さん別れを告げた。   兄さんとの思い出を夢であるかのように   でも――…     義之『由夢。好きだ!』   由夢『…兄…さん。』  義之『ありがと……由夢を好きになれて良かった。本当に良かった……』     兄さんの体が透けていくなか わたしに手を伸ばした   由夢『いや…嫌だよ!消えちゃ……』   義之『由夢に…会えて――…』   由夢『兄さん消えちゃやだぁーーー!!』       兄さんは、桜の花びら舞うのと一緒に消えた…。   胸が張り裂けそうになる。 コレが運命なんて信じたくなかった。
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