第1章~天才の中の平凡?~

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2年S組… ざわざわ… 朝の放送を受け、落ち着かない空気の教室内。 この教室も、学園の外観に見劣りしない程広くて綺麗な場所だ。 さり気なく置かれた備品にも気品があり、目に痛くないように…しかし至る所に装飾が施されている。 嫌みのないそれらは、優しい温もりと共に豪華さも感じさせていた。 この教室は、特に優れている結果を残した者だけが入れるSクラス。 なんと、一クラスたったの20人しかいない。 これは他クラスが45人なのに比べてかなり少ない。 Sは、specialのSだとか、selectのSだとか言われているが、正確な事はわからないという。 今年は高等部の2年にしかSクラスが無い。 去年は大学院と高等部1年にSクラスがあった。 そして、実は鵬帝メンバーも全員Sクラスだ。 ガラリ 音を立ててドアが開き、水城達が入ってきた。
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