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そう言い残し、前を向いてごそごそと眠り始める草。
水城は髪を手櫛でかるく整えながら、窓の外へと視線を動かした。
その時…
学園生活の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた。
教室は静まり返り、わくわくした雰囲気で辺りを見回す生徒達。
生徒会からの連絡は、
チャイムが鳴り終わってから
放送で指示された場所で
という2つしか決まっておらず、毎回様々な方法で連絡される。
例えば、今までに
飛行機のアクロバット飛行で空に字を書く
宝探しの要領で学園中にヒントのメモをばらまき、連絡要項が書かれた紙を探させる
花火でモールス信号を打ち上げる
などなど…風変わりかつ大胆な手段で連絡がなされてきた。
よって毎回、どんな連絡がくるのか生徒達はわくわくしているのだ。
ガラリ
音を立ててドアが開いた。
生徒達が一斉にそちらを見ると、入ってきたのはこのクラスの担任だとわかる。
すぐに興味を失ったように視線を外す生徒達。
しかし…ここで「生徒達」と言っても、興味がなさそうなのが8名程居た。
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