第1章~天才の中の平凡?~

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プリントにはこれらの事が書かれていた。 描いた場合の点数が書かれた地図 代表的なトラップ 死なないための予備知識 生徒同士のトラブル防止について 職員も、職員だけのチームとして強制参加であること そして…このイベントが約3日に渡って行われるということ 「…やっぱ遠くに行くと配点高いな」 「今回は3日かぁ…お風呂どうなるんだろ」 「ねぇ、この地図のドクロマーク何?」 「げっ職員参加って…美術の先生いるじゃん」 「…ちょっと待った!死なないための予備知識って何よ!?」 ざわざわしていたのが、一人の女子生徒の言葉で静まった。 そして全員、声に出さずにその死なないための予備知識とやらを読んでいく 補足しておくと、水城と鵬帝達は全く別の事をしていた。 どうやら水城の席に集まって、将波が持つ電子辞書サイズの機械…将波オリジナルのパソコンをいじっているようだ。 淀みなく何かを打ち込んでいく将波。 それを見ながら、何か真剣な顔で話す面々。 こうして、クラス的にばらばらな感じが否めないが… 着々とイベントの準備が進んでいった。
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