1人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
朝日が部屋のカーテンの合間をぬって
眠たい俺をよそに 俺の顔を照らした
『ん…』
目をこすると泣いていた
別に涙がでているわけではないのだけど。
しばらくなにもする気にはなれなかったのだけど
体は勝手に動く
横にあるタバコを手に取り
火をつける
だけどなんだかいらなくなって、すぐにタバコを消し、枕に顔を押し付ける
このまま起きたくなかったなにもしたくなかった。
なにをしてもあいつがいなくちゃ、意味がなくて
そしてなによりも楽しめなかった。
自分に言い聞かせてみた。
あいつはこんな俺を見たら悲しむぞ
だけどもう一人の自分が、
なら俺の前にきて悲しんでみせてよ
とか言っちゃう。
このまま石になってしまいたい
星でもいいな
いやいやどっちも一緒じゃね~のか?
なんか考えてたら笑えてきた
けどまた、悲しくなった
一緒に笑ってくれる人がいない
どんなにつまらない事をいっても、笑ってくれた 優里はもういない
なんだかまた涙がでて
死にたくなった。
最初のコメントを投稿しよう!