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遅刻してこようと何だろうと、関係ない。
お顔拝見~。
…かわいい子だ!
ふんわり巻いてある茶髪に、整った顔。
目が大きくてまつげが長い。
ちょっと小さめの鼻の下には、淡いピンク色のグロスが塗られた柔らかそうな唇がある。
ほっぺは、ほんのり赤い。
どうやら走って来たみたいだな。
息が上がってるし。
…決ーめた。
今日はこの子にしよ!
『ごめん、教授と話してたら遅くなっちゃって…』
「春香、相変わらず真面目だね~。もう遅かったから始めちゃった」
『へ?始めたって、何を…』
キョトンとした表情で、美羽ちゃんを見る。
もしかして、この春香ちゃんって子、合コンだって知らされてない?
俺達の存在にも気づいてないみたいだし。
「ごめん!実は、これ合コン…なんだよ~」
『………合コン?』
あ。
やっぱ聞いてなかったんだ。
大きな目を、さっきより真ん丸にして俺達を見回す。
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