★合コン

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席替え完了。 颯太は、がっつり美羽ちゃんの隣をキープしてご満悦だ。 俺ももちろん、ターゲットの隣に腰を下ろした。 …かなり嫌そうな顔をされた…わけではない。 また無表情だった。 そのせいで、彼女が一体何を考えてるか表現からは全く読めなかった。 「あ、あの…」 『………』 …話かけづらい(汗)。 顔をじーっと見つめられる。 そして一言。 『何の用件もないなら、話し掛けて来ないでください』 それだけ言うと、また本を取り出して読みはじめた。 完全に放置状態な俺☆ …ズドーン。 周りは色んな話をして盛り上がってるってのに。 ここだけ暗ぁい雰囲気だ。 「あの~…な、なんの本読んでるの?」 《ペラッ…ペラッ…》 無視ですか? 「お~い…」 『なんですか?うるさいんですけど』 う、うるさい? 「春香ちゃんさぁ…」 『さっきから思ってたんですけど』 「ハイ?」 ブチッと話を遮られた。 まぁ、話かけてもらえたしいっ… 『気安く“春香ちゃん”って呼ばないでください。不愉快です』 ………。
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