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“好きだからだよ”
って、声が聞こえた気がした。
アイツは、…隆二は、私のこと、本気で好きでいてくれた。
だから、…だから。
『…会いたい』
無意識に、口から溢れた想いに、自分で驚く。
会いたいって、隆二に?
なんでよ。
なんで、隆二に会いたいなんて…。
さっきから、心臓ドキドキうるさい。
意味わかんない。
一体どうしたっていうのよ、私。
…あ、お礼。
そう、お礼、まだきちんとしてなかった。
だから、ちゃんと会ってからお礼しないとじゃない。
会いたいんじゃなくて、会わなきゃいけないのよ。
仕方なく、なの。
一人で自問自答して、納得した私は、携帯を取り出し、メール作成を立ち上げる。
そう言えば、自分からメールするの初めて。
どうやって書いて送ればいいの?
隆二は、いつもどうやって送ってきてたかな。
頭に残っているメール内容を手がかりに、カチカチとメールを作っていく。
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