★合コン

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「りゅ~じ~」 「あン?」 どこからか、俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。 声の主は、どうやらツレの一人らしい。 こっちに向かって走ってくる。 今いるのは、大学のカフェテリア。 午前の講義が終わって、一服していたところだ。 俺は佐藤隆二。 今年で大学2年生になる。 今こっちに走ってきてるツレは、石井颯太(ソウタ)。 うるさいけど、まぁいい奴ではある。 《ガンッ》 「うぎゃっ!」 あーあ、 急ぎすぎだろ。 椅子に足、思いっきしぶつけてやんの。 「くぅっ…」 「ったく。お前マジ馬鹿だろ~」 あんなぶつけ方したから、絶対痛いハズだ。 「いっ、痛くねぇからな…っ」 「俺に強がったって仕方ねぇだろ」 「こんな痛みも苦じゃねぇくらい、いいお知らせがあります!」 ぶつけた膝を押さえて涙目になりならが言われても…。 とりあえず、いい知らせがなんなのか気にはなった。
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