2章 ~決断~

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俺は帰る前にちょっと寄らなければいけない所がある。     それはゼンの家だ。     時間は既に12時を回っていたが…。     でもゼンの事だ、間違いなく起きているはず(笑)     ゼンの家は集合団地で、ここからちょっと歩いた場所にある。     俺「ユリカ~、今からちょっとゼンの家に寄らないけんのやけど…いい?」     ユリカ「いいけど…何しに行くん~?」     俺「うん…ちょっとねぇ」     ユリカ「ちょっとって…?」     俺「…まぁ、いいやん!行こうや」     そう言って俺達はゼンの家に向かい歩きだしたが…俺が行く理由を濁らす言い方をしていたので、ユリカはちょっと不機嫌な顔をしていた。     俺「……。」     ユリカ「……。」     俺「…何か怒っとる?」     ユリカ「……別にッ」     明らかに怒っている…。    
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