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俺はいつもの様に仕事が終わり、帰り支度を済ませた後、ある男に電話をする事にした。
その男の名は「ゼン」と言い、俺とは中学からの付き合いになる｡
俺はゼンにだけ『ユリカと結婚をしたい』と、言う事を打ち明けていた。
そのゼンには最近結婚した姉が一人いる。
そして参考までに、その姉の結婚式を撮ったビデオテープをゼンが貸してくれると言っていたのだ…。
俺は携帯をポケットから取り出しゼンに電話をかけた…。
…ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙッｶﾞﾁｬ…
ゼン「…もしも～し」
俺「ぁッ…もしもしゼン？今大丈夫かぁ？」
ゼン「おぅトウジかぁ！どしたぁぁ？」
俺「ぃゃ…この前言いよった結婚式のビデオテープがあるやん？今日バイト終わったら取りに行っていい？」
ゼン「いいよ～♪したら家の下に着いたら電話して！」
俺「ありがと～♪じゃぁ後でまた電話するわ～！」
そう言って俺はゼンと電話を切り、携帯をポケットにしまおうといた瞬間…。
ﾁｬｰﾗﾁｬｯﾁｬｯﾁｬ♪ﾁｬﾗﾗ…
ユリカからのメール音が鳴り響いた…。
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