1章 ~すべての始まり~

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  店に入った俺は、看板や照明に灯りをつけ開店準備をしていると…。       カランカラーン       店のドアが開き、客が入って来た。       俺「いらっしゃ「おぉぉトウジ店出とったんかぁ」       (西尾かよッ!!しかもかぶってんじゃねーかよッ!!『いませ』まで言わせろっちゃオッサン!!)       俺「ぁ…こんばんわ~(愛想笑)」       俺がそう言うと、西尾社長はいつもの指定席に腰を下ろした。       俺「何飲まれます~?」       西社「焼酎でいいよ」       俺「は~い」       注文を受けた俺は、馴れた手付きで芋焼酎の水割りを作る。       西社「トウジはユリカちゃんとはまだ結婚せんのかぁ?」             何故社長がユリカを知っているのかと言うと、ユリカは家に泊まる時店に顔を出している、だから客とは結構顔見知りなのだ。           俺「したいですねぇ♪でも今はまだ…少しでもバイトで金貯めてからユリカの誕生日にプロポーズしよっかなぁって考えてますよ!」       そう答えた俺は、作った水割りを西尾社長に差し出した後、愛想笑いを浮かべた。       (てか…いらん世話よ!もぅしゃべるなオッサン!!愛想笑いで顔面筋肉痛になるわ!)         そう思っても声に出せるわけもない(笑)    
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