【あいつ】

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「わっぁー ぁぁぁぁ」 和人が叫ぶ… 美幸は呆然と立ち尽くしている… 俺の目に映ったのは…片足のない坂林だった… 坂林は 苦しんでいる… 美幸が慌てて携帯で救急車に電話をする。 「直きてくれるって」 「うぅぅぅ~」苦しんでいる坂林… しばらくして、坂林がしゃべっているのに気づいた… 「死にたく…ない…」 その時美幸が…「大丈夫助かるよ…死ぬ時はみんな一緒だよ…」 気休めとしてはベタなことだが…それで持ちこたえるならそれに越したことはない。
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