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「魁!!
どうしてここに?」
永倉は、目の前の見知った顔…
監察の島田魁をみて、目を見開く。
「…副長からの命令を伝えに来た。
"ここは違うみたいだから帰ってこい"だとよ。
お前ら二人意外はみんな屯所に帰ったぞ?」
「えっ?
じゃあ、無駄足だったの!?」
「そうだな。
じゃあ、俺は行くから。
じゃあな」
島田は二人の前からいなくなった。
永倉は、若干落ち込んだ表情を浮かべる。
「…帰るか」
「はい」
二人は、屯所に向かって歩き始めた。
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