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｢じゃあ翔は…｣
｢あぁ、ちゃんとお前の事を好いてるよ｣
土方の言葉に永倉は、ホッと一息つく。
｢それを聞いて、安心しました。
じゃあ、俺は翔を探しに行ってきます｣
永倉はそう言うと、部屋を飛び出して行った。
土方は、永倉が出て行った襖を見つめ、悲しそうな表情を浮かべて呟く。
｢翔を探しに行く…
か…
永倉…
もう、遅いよ…｣
土方の目からは、静かに涙が流れた。
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