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突然の友達の不幸に僕は三日三晩泣き続けた事を今でも記憶しています…しかし悲しみはそれだけではありませんでした…大好きだった僕のお爺ちゃんがその半年後に周りに惜しまれながら他界したのです…あれはお爺ちゃんが亡くなるちょうど90日前の事…僕はまだ元気だったお爺ちゃんの額に見てしまったのです…
【90】
…それはほんの一瞬で消えましたがお爺ちゃんの額に浮かんだのは確かにその数字でした…その90日後の秋…一日の狂いもなくお爺ちゃんは天国に旅立っていったのです…お爺ちゃんが亡くなるちょうど90日前に浮かび上がった僕が見た【90】という数字…単なる偶然だと、何かの錯覚だと僕は信じてました…けどお爺ちゃん同様、あの双子の額に浮かび上がった【152】という数字が妙に気になりだした僕は双子の死んだ日から指折り数字の【152】を逆算していったのです…最後の指を折った瞬間僕は身震いするほどの恐怖を感じました…逆算した最後の日はまさに僕が双子の額に【152】の数字を見たその日だったのです!
…その時僕は初めて自分の中にある不思議な能力に気が付いたのです…
《僕には人間の寿命が解る超能力がある…》
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