第一章

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朝 爆音の目覚まし時計が部屋に響き渡る。 『ん…』 一瞬にして 夢の中から現実に引き戻され 何が起こっているか分かるまでに少しの時間が必要だった。 すぐに目覚まし時計を消して、また温かな布団に潜り込む あと少しだけ… そう思い 少し寝て目を覚ました。 つもりだった だけど時計のはりは 少しの時間を示してなくて だいぶ時間が立っている事を示していた。 『また寝坊かよ…』 毎日毎日 朝決まった時間に起きて、毎日毎日似たような事をする日々に飽き飽きしていた。 ピンポーン 誰かがインターホンを押した音が 寝起きの俺の頭に響く 正直でていくのはだるかったけど 『起きろぉぉ』 ゆうの声だったからしかたなく玄関に向かう。 脱ぎ散らした自分の服のカーペットを進み 玄関を開ける 『おはよぉす‼』 朝からでけぇ声でしゃべるゆう 『おう、入って』 部屋に入れてから又ベットに潜り込む それから寝ようかと思ったけど ゆうが話しかけてきた 『今から海行こうぜ』 『今から?もう2時だよ?めんどくせ~よ』 『そこをなんとか!』 『なんともならない事だってあるんだよ?』 『そこをなんとか!』 『ちょっと、人の話し落ち着いて聞こう?』 『そこをなんとか!』 『わあったよ、行くか!準備するから外で待ってて』『さっすが、はるき!待ってるわぁ』 ゆうのテンションにいつも俺が乗せられてる気がする… まぁあそこで折れちゃう俺も俺か そう思いながら服を着替え車の鍵を持つ 家の鍵をかけ 車に乗り込む ゆうの前に止めて それから出発 『どこの海に行く?』 『あ~俺が案内するから』『わかったよぉ』 それから三時間程かかり 俺の全く知らない海についていた。 『ここどこだよ?』 俺の問いに ゆうはただ 無邪気な顔で 笑顔を作った。 それを見て 『気持ちわりぃ…』 『ちょっと!イケメンになんて事言うかなぁ?』 『はいはい、で、何すんの?』
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