君が居て、僕が居て。

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無言、無表情の彼女、親友の「もう行っていいよ」の一言で遠慮なく夜の闇の中へと消えていった。 その直後、背中に容赦のない一蹴をくらった。 咳き込まずにはいられないくらいの。 「頼むから、余計な波風をたててくれるな」 だったら招待してこなきゃよかったのに、と先を行く親友の背中にぼやいてから、仕返しに親友を背後から羽交い締めにしてやった。 ギブがとれるまで。
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