アトモスフィア

5/10

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
後方を歩いていた少年2人もそれにつられてフェンスの向こうを見るなり、はずんでいた会話をやめ、急にかたくなな表情に。 彼らの視線をたどってみると、胸に遺影を抱いた中年女性と夫であろう男が、前者は悲し気に、後者は気丈さを露にして立っていた。 親子か?と思ったけれど、なにやら雰囲気は別もののようだ。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加