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"あなたは…誰?"
「ハッ…理香…何…ふざけてるんだよ…」
頭に浮かんだ事を認めたくなくて
声を絞り出すように言うと
「ごっ…ごめんなさい。
でも、本当に何もわからなくって」
理香は頭を振って、"ごめんなさい"と"何もわからない"を繰り返した
「理香さん落ち着いて?今はゆっくり休みましょう」
興奮した理香に看護婦さんが注射で薬をうち、理香はゆっくり目を閉じた。
そして先生は
「お母さまが来たら、今の理香さんの状態を説明しましょう。」
そこからおばさんが来るまでの時間が、俺には限りなくゆっくり感じた
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