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病院に着くと、理香はすぐに手術室に連れて行かされ、俺は、閉まっているドアの前でずっと立っていた
「旭くん!!」
理香のお母さんが、理香の弟翼を連れ走ってきた。
「おばさん・・・おれ・・・理香のヤツ・・・俺をかばって・・・」
俺は、おばさんに理香の様子とか、今の状況を話した。
するとおばさんは、俺の頭を優しくなで、
「あなたのせいじゃないわ。理香は、自分を犠牲にしても旭くんを助けたかったのよ。」
と抱きしめてくれた。
俺はおばさんに"ごめんなさい"と何度も良いながら涙を流した。
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