6人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
理香が眠ったまま1週間が過ぎた日の午後
理香の頭の包帯はもうはずされているが、手術のときに出来た傷跡が痛々しかった
「……ンッ……」
理香の方から声がしたので見てみると、理香がゆっくり目を開けた
俺は急いでナースコールをして
ナースを呼び、理香にちょっと待ってろと言うとおばさんに電話をかけに行った
電話越しにおばさんは
良かった。良かった、
と安心した様子だった
「それじゃ旭くん、理香をよろしくね。後1時間くらいで翼とそっちへ行くわ」
理香の家は3年前おじさんが事故で亡くなり、おばさんが働いて生活してる。
理香もバイトをいていたが、理香が目覚めるまでは、俺が代わりにバイトを始めた。
最初のコメントを投稿しよう!