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「それじゃ向こうの雑魚始末してるから。他のエリアの雑魚は任せるよ」
「任せて。飛龍以外なら何でも一人で倒せるから」
「いや。それは自慢にならないだろ」
ブラッドは明るいが泥沼のエリアゲネポスの始末に向かいミレイは足場は良いが木の茂った薄暗いエリアに向かった
(こんな泥だらけの場所にミレイを来させたら後がうるさいからなぁ)
足を泥水で湿らせながらゲネポスを次々と狩っていく
(虫が飛んでるけど無視で良いわね。それより向こうにいる黒いアイルーが気になるなぁ)
メラルーを見たことが無いミレイはアイルーと勘違いし不用心にメラルーに近づいて行った
ミレイに気付いたメラルー達は、にゃんにゃん棒を振り回しながらミレイに近寄ってきた
「なつっこくて可愛い」
のんきに見ていると近づいて来た一匹に棒で叩かれポーチから調合書を抜き取られていた
「いったぁ~い。いきなり何すんのよ」
メラルーはバカにするように近くで踊っている。その手に調合書を見たミレイは慌てて取り戻そうと駆け寄るが、それより速くメラルーも駆け出し少し先で土に潜って逃げてしまった
「あぁ~。私の調合書返せっ」
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