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ブラッドは慌てているミレイをなんとか放り投げ突進から逸らした。自分は普段しないが太刀で防御体制をとる
（…大剣なら防げるけど太刀で大丈夫かなぁ）
ゲリョスのゴム質の皮に吹き飛ばされる瞬間に飛び下がり衝撃を減らすが、勢い良く転がっていく。ゲリョスもバランスを崩し転んでいるうちにミレイは応急薬を飲めるようにして手渡した
「無茶なことするんだから」
薬を渡すとゲリョスに近寄り頭を狙って戦い始めた
「へぇ。だいぶ様になってきてるなぁ」
応急薬を飲みミレイの戦いぶりを見物している。しばらくみているとゲリョスが頭を大きく前後に振りだした
「閃光がくるぞ、離れろ‼」
ミレイは声が聞こえていないのか攻撃をやめずにいた
ゲリョスの動きが止まると目の前が真っ白になった。すぐに視界が戻りブラッドはミレイに駆け寄ると目を醒まさせた
「ゴメンね。また助けられちゃったね」
体勢をたてなおすと二人でゲリョスに向かう。頭を良く見ると鶏冠の石にヒビが入り、もう少しで破壊できそうになっていた
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