ザザミ防具を求めて

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「ねぇねぇ起きて」 ブラッドはなんの予定も無く屋根裏部屋でゴロゴロしているとこを起こされた。(いつもは叩き起こすのに今日は、嫌に優しく起こすな) 「…いったい何企んでるんだ」 「何も企んでないよぉ。暇だから狩りに行こうよぉ」 「…暇だったら家の掃除したら」 ミレイは大の掃除嫌いで自分が使わない場所は一度も片付けた試しがないのである。いつもブラッドが整理しているから客を呼ぶくらいは大丈夫だが 「もぅ、ちゃんと掃除もしたよ。下に降りてきてよ」 ブラッドは渋々起き上がり吊り梯子を降り部屋を見回してみる。(…本当に綺麗に片付いてるな) 「準備もしといたからね。早く着替えて行こうよ」 「いったい何を狩りに行きたいんだ」 「えっとねぇ。密林の大名ザザミだよ」 「今日は暑いから密林に行きたくないなぁ」「そんな事ないよ。海も有るんだし少し暑いくらい大丈夫だよ」 最近ザザミ防具を見つけたミレイは見た目の可愛いらしさで気に入ったようで、何としても手に入れようとしているのであった 「付き合ってやるから、そんな目で人を見るな」 「やったぁ。ブラッド大好き」
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