ザザミ防具を求めて

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また今回もミレイはライトボウガンを担いで来ているが、ブラッドはハンマーを担いで来ている。大名ザザミの殻を破壊するためだ 「はぁ、暑いなぁ」 「大丈夫、砂漠の暑さと比べたら何てことないよ」 「…ずいぶん前向きな考えだな」 砂漠のように焼けるような暑さは無いものの、蒸し暑く早く帰りたいブラッドだった 「手っ取り早く大名ザザミ見つけるぞ」 キャンプに着く早々大名ザザミがよく出るエリアに向かって行った「私は、いつもの雑魚退治ね」 ミレイはキャンプの隣に面する浜辺にいるザザミを的にしているがブラッド見向きもせずに、その先の木の茂った浜に進んでいった。 「おっ。やっぱり此処のいるな」 浜辺の奥で赤く大きな大名ザザミが爪を使い器用に食事をしていた。ブラッドは大名の後ろから走りよるが、気配に全く気付かない様子で食事を続けている。その間にハンマーを構え力を溜め一気に殻を目掛けて振り落とす。 激しい衝撃で、ようやく身の危険を知り両方の爪を振り上げブラッドに向き直った。 しかし其処にはブラッドの姿は無かった。再び力を溜め終えハンマーを振り落とす 「やっぱりハンマーを使ったら大名何て雑魚同然だな」 ブラッドは余裕の表情で次々と殻に攻撃を加えていく
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