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その頃ミレイは、浜辺にいたザザミ達を一掃し、のんびりと貝殻を拾っていた
「私が行かなくてもブラッド一人で倒しちゃうから楽で良いわね」
「な、何かしら凄い地響きがしてる」
突然の地響きに驚き辺りをキョロキョロと見回す。しかし視界には何の変化も無くどうして良いかも分からないでいた
(いったい何だったのかしら)
と不思議に思っていると突然地面から大きな殻が突き出てきた
「!!!!??」
大名ザザミは気付いていなかったが、たまたま出た場所にミレイが立っていたのである。ミレイは宙を舞ながら地響きの原因を見た
「…もぅ。ただじゃ済まさないわよ」
捨て台詞を残し大名に気付かれる前にキャンプに逃げ込んで行った
「あぁ~。酷いめにあったなぁ」
ベッドに横になり体力を回復するとボウガンに榴弾を装填し仕返しに向かって行った
砂浜に着くと大名は、ジッとして動かないため難なく後ろから近づいて行き榴弾を放つ。流石にミレイに気付いた様子だが少し体を動かしただけで背を向けている
「なにこいつ。私を無視するなんて生意気じゃない」
言いながら次の榴弾を装填してると大名が後ろ向きのままで突進してきた
「な、何よそれ。後ろも見えてるの?」
弾の装填中で動けないためなすすべもなく吹き飛ばされてしまった
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