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「あ…。やっぱり此処にいたんだ」
ちょうどミレイが突進を受けて転がっているとこにブラッドがやってきた
「ちょっと、遅いじゃないのよ」
「悪い悪い、ハンマー磨いてたら遅くなっちゃったよ」
「キャンプに戻るから引き付けといてよ」
そう言うと一目散にキャンプに向けて走って行った
(世話の掛かるやつだなぁ)
ブラッドは再び大名の殻を攻撃し始めた。ミレイの榴弾も効いていたのか殻はボロボロになり角も折れそうになっていた
「よし、これで終りだ」
ブラッドが角目掛けてハンマーを打ち付けると角は根本から折れて飛んでいった
大名は、その衝撃により動きが止まっている。そこにミレイもボウガンを構え戻ってきた
「よくも今まで虚仮にしてくれたわね。これでもくらいなさい」
ブラッドが近くにいるにも関わらず恨みを込めて拡散弾を放ったのである
「おっおい、そりゃないだろ」
慌てて離れたブラッドのすぐ後ろで拡散弾が炸裂し大名は爆風に包まれていた
「まだまだぁ」
再び拡散弾を装填し二発目の拡散弾を撃つと爆風に包まれながらも大名は動きだした
「動きだしたから、その辺で止めとけよ」
動きだした大名を見ると口から青紫の泡を吹いていた
「もう捕獲できるから攻撃しなくてもいいぞ」
「えぇ、倒さないの」「捕獲した方が報酬増えて良いだろ」
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