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「ブラッドォ…」
「と、取り敢えずフルフル倒そうょ」
「ふんっ」
(そりゃ咆哮を防げなかったけど、石を投げて正気にさせる事ないじゃない)
ミレイもブラッドがやろうとしていた事は、分かっていたしフルフルを先に倒すのに同意し砲撃を再開していた
そして、その時がきた…
(あんな物騒な武器持たせるんじゃなかった)
と思いながらフルフルに斬りつけていると再びフルフルが咆哮を発した
(しまった…)今度はブラッドが咆哮を防げず硬直していると、ミレイは竜撃砲を撃つ構えをしていた…
そして
「無事に倒せて良かったねぇ。最後危なかったし」
「…うん」
フルフルが最後の咆哮をしブラッドに挑みかかろうとしたときに、ミレイの竜撃砲がトドメをさしたのであった。勿論ブラッドも爆風を受け、宙を舞いながらフルフルが崩れ落ちるのを見ていたのである
「なぁに、竜撃砲がブラッドにも当たったのは偶然よ。その気なら後ろから撃ってるもん」
(やっぱりミレイは、天然なんだよな)
「人の顔みて何考えてるのよ」
「べつに何でもないよ。さっさと剥ぎ取って帰ろう」
二人でギャーギャー言いながら揃ってフルフルを解体している
色々有っても仲の良い二人であった
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