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さっきの男の子がうさぎ…
女王とか言ってたしそうなんだろう。
だとしたら、なおさら私はうさぎを追いかけなければならない。
自分は何なのか、確かめる為にも。
「チェシャ猫…さん。私はうさぎを…さっきの男の子を追いかけないといけない、そう思うの。うさぎさんが私の唯一の手がかりだと思うから…何故かわからないけどそんな気がするの」
「でしたら紅茶を飲んでからにしましょう。久しぶりにアリス様とお話したいですし。うさぎにはその後会えばいい。私がご案内しましょう」
確かにチェシャ猫と話したら何かわかるかもしれない。
私はチェシャ猫の意見に従い、紅茶を飲むため椅子に腰掛けた。
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