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てっきりチェシャ猫かと思ったら、白色のくるくる髪で背の小さな瞳の色が赤い可愛らしい男の子が入ってきた。
大きな懐中時計を首からぶらさげている。
「急がなくちゃ。遅れると女王様に怒られちゃう」
男の子は独り言を言いながら急いだ様子で、私に気づかずに走り去って行った。
よく見るとこの部屋ドアが2つあり通り抜けられるようになっている。
もともと通路だったのか…?
私は男の子が気になり後を追いかけようと立ち上がった。
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