prologue

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ある太陽の見えた雨の日の朝         「やっべぇ、遅刻だ」 そう言ってある少年は家を飛び出した。   彼の名前は橘 龍牙(タチバナ リュウガ)。 彼はこの物語の主人公の一人である。   ―――10分前―――   「行ってきます。」 いつものように家を出て学校へ向かった少年がいた。   彼がこの物語のもう一人に主人公である小湊 辰也(コミナト タツヤ)である。   辰也はいつも通りに歩いて駅へと向かっていた。 家から駅までは15分程かかる。 駅までいつも通りの道を行き、いつもの様に八百屋のおばさんに挨拶をして、いつもの歩道橋へと向かった。 歩道橋の階段の一段目の所には太陽に反射して金色に光る500円玉が落ちていた。 「お、ラッキー」 そう言って拾おうとしたその時…………………
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