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―――――あの日―――――
「反旗を翻すのか!」
「ここは、生徒たちの肩を持つべきでしょう。感じませんか?彼らの想い、そして眼差しの…」
言い終わる前に、隆寺は口をはさんだ。
「従わないなら、クビだ!」
しかし、その言葉にも枝住は、動揺しなかった。冷静に、
「隆寺先生、あなたこそその様な権限は無いはずですよ。」
落ち着いた表情を浮かべる枝住と、対照的な隆寺。ついに隆寺は、怒りに満ちあふれた表情で、言葉を吐いた。
「今に見ておれ―」
ダンと机を叩き、隆寺は奥の部屋へと引き返して行った。
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