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その時、ちょうど授業終了のチャイムがなり、昼休みに入った学校はガヤガヤと騒がしくなり始めた。 「お!飯飯~。彰たちと約束あるから俺行くわ」 ふとチャイムの音に時計を確認してから、先程までの事はなかったかのように相手から離れた紅羽はご機嫌に笑いながらヒラヒラ手を振って保健室を出ていった。 呆気にとられて何も言えずにポカンと蓮は紅羽の姿を見送った。
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