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「「じゃじゃ~~ん」」 2人のかけ声とともに目の前に焼きそばパン、卵のサンドイッチ、メロンパンという俺が好きなパンであり、いつも売り切れてしまう人気のパンが突然現れた。 …え?…どういう 突然のことで何も反応できずに、ただただ現れたパンを見比べるしかできずにいる紅羽にたいして優しい笑みを浮かべて説明をする南都。 「紅羽はいつも来るのが遅いでしょ?だから売り切れてていっつも食べられないから今日は僕たちが先に買いに行ったんだよ」 「南都がどうしてもって言うからな」 「なんだよそれ!すげぇ嬉しい!ありがとな」 2人の言葉に次第に思考が追い付いてくれば、やっと理解できたのか3つのパンを受けとると満面の笑みを浮かべてお礼を伝える紅羽の姿に他のクラスメイトが釘付けになったのは言うまでもない。
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