2283人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
「そういえば、確かにそうだな。プレゼント何がいい?」
落とさないうちにと2人にもらったパンを食べながら、プレゼントするなら鷹史が欲しいものをやろうと率直に問いかけた。
「ん~、紅羽のキスとか?」
「ふざけんな」
真剣に答えるものと思っていたためか鷹史の態度にムカつくと容赦なく腹をグーで殴る。
鷹史のやつ、せっかく聞いてんのにふざけやがって
殴った衝撃に鷹史は小さな唸り声をあげて目に涙を浮かべていた。それでも苦笑しながら茶化すのは鷹史らしい。
「…良いパンチ…もってんね」
「そんなに強く殴ってねぇし」
ふざけるお前が悪いとでも言うように紅羽は鷹史から視線を外すとサンドイッチを口に運んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!