閑話 ワタシ

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私は今から何年前かは解らないけど産まれ死んだらしい。 今はしがない浮遊霊?たるモノをやっている。 因みに善行を、積めば、成仏出来るらしい。 何故かは解らないし知りたくもない。 話は、とある木曜日。 私は、ふと見つけた人間に善行を積もうと痛みを取ってやろうとした。 しかし、余りにも深く神経に根付いていた、痛みを取るには、神経ごと取り除くしか無かった。 私の力は長い年月を経て、格段に力強くなっていた。 まさか、躯中の神経をも取り除いてしまうとは予想外だった。晴天の霹靂とはこのことだ。 その夜私は彼に謝ろうとしたが、喉から出るのはそれとは正反対。 自分を正当化するものだった。 私は恥じた。己の罪深さに、己の偽善心に。 私は謝りたい。 彼に、そして彼の家族に。 しかしそれは叶わぬ夢。 ならばせめて命を奪ってしまった、彼を捜そう。 だが彼に会った所で何が出来る。 何も出来やしない。 虚しさが募るだけ。 どうしようか。 解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らないワからナイワからナイワからナイワからナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイ
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