落武者

2/8
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
1159年12月26日、厳めしい顔つきの男達が武具をみにまとい、殺気を剥き出しにして京の都へ向かっていた。 その中に一人周りの男達をしのぐ殺気を放つ男がいる。 その男、白馬にまたがり赤一色の鎧兜をつけ、立派な鬚を蓄え堂々たる姿で馬を進めている。 源義朝 この男こそこの厳めしい男達を率いる総大将であり、平氏に並ぶ武の一族 源氏の棟梁であった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!