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チルノは幸せだった。
「幸せ」なんてものの定義は誰が決めるものでもない。けれど、氷の上ではしゃぎまわる彼女を見れば、誰もが幸せと思わざるを得ないだろう。
事実、チルノは不幸だなんて思ったことはなかった。
カエルを凍らせれば楽しいし、湖を凍らせれば嬉しい。レティに喜んでもらえるともっと嬉しい。
そんなことを考えるだけで、チルノは幸せになれた。
だから今日も無邪気に笑う。
この幸せが離れていかないように。
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