Last 7. 恋 愛

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「はぁ?!海ぃ?って、こっからどんだけ距離ある思てんねん!」 アホちゃうか…。 心底呆れてます、みたいな口調で言う秀介が可笑しくて、俺はコッソリ笑ってしまった。 「おいっ、なに笑とんねん!」 「あ、…ごめん」 結局は、バレて怒られちゃたけど。 「確かに、だいぶ距離あるけどさぁ」 晴渡る蒼空の下、気持ちのいい風に吹かれながら、俺は大声を上げる。 「どうしても海じゃなきゃ駄目なんだ」 「 …… 」 秀介は、なにも答えてくれなかった。 .
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